カテゴリ:不動産売却コラム / 投稿日付:2023/05/25 11:30
【売却の時期】
売却するとしたら相続前と相続後どちらが良いのかそれぞれのメリットを教えてください。
相続前に売却するメリットですが、よく相続を争続などと言います。
遺産の分割方法をめぐって相続間でもめることが多くあります。特に不動産は、将来その不動産の必要性や処分の価格なので意見が分かれる事が多くあります。
ドラマなどでもありますね。
そうですね、相続が発生する前に不動産を処分し現金化する事でそれらの不安要素はなくなります。
また相続税の支払いなど早急に納税資金を用意する必要が無いため、売り急いで安く売却する必要もありません。
売り急ぐと価格を下げざるを得ないですね。
相続人の中には、思い出のある実家の売却自体を嫌がることもあります。
足並みがそろわないと売りたくても売れないという事にもなります。
相続前であれば名義人の意思で売却し相続人の相続税資金を用意する事が可能です。
では、相続後に売却する場合のメリットを教えてください。
相続した場合の不動産の評価は路線価や固定資産税評価額であり、これは時価と言われる実勢価格より低くなっており、
相続財産の評価が現金の場合よりも低く相続税額が割安になる事があります。
評価額の違いですね
相続開始から3年以内に相続不動産を売却した場合その不動産にかかった相続税を取得費用に加算する事ができ、
譲渡所得税の節税につながります。相続しても所有期間は引き継ぎますので譲渡取得税が短期か長期かにかかわる場合は
相続後の方が有利ですね。
相続前と後どちらもメリット、デメリットがあるのですね。
相続評価の際、不動産の評価額が実勢評価と大きく離れる事が問題として認めないと言うケースも出てきています。
相続前と後の売却のメリットはどちらが大きいかは一概には言えません。
もしもの時の為に早めに売却に強い不動産業者に相談されることをお勧めします。
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